沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
まず北谷町の砂辺海岸で夕日に染まる東シナ海の眺めを堪能。 地元の人に愛される公園で光あふれる景色に目を見張ったら、丘の上のレストランでゆっくりお食事。 アメリカ人も闊歩する沖縄市ゲート通りや中央パークアベニューでの散策も楽しい。 文/今野雅生・写真/今野雅生、宮田けい
レンタカー案内所は空港1階到着口にあり、車で10分程度の圏内には多数ある。 空港の到着ロビーを出ると各レンタカー会社のシャトルバスが待機していて、それに乗って営業所まで行き、手続をして借り出すというシステム。 返却も同じ営業所で行い、シャトルバスが空港まで送ってくれる。 軽自動車からワゴンまで、あらゆる車種がそろう。
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夕日がきれいに見えるスポットとして、昔から県民や観光客に人気の場所。 北谷といえば砂辺海岸の事を指すといっても過言ではない時代もあった。 ダイビングスポットでもあり、ウォーキングやジョギングが楽しめる場所でもある。 防波堤もダイバーがエントリーしやすくなっていたり、歩きやすかったり、休憩用の東屋が造られていたりする。 防波堤に沿って作られた駐車スペースも使いやすい。
週末ともなれば、どこからともなく若者やアメリカ人やカップルや、その他いろいろな人たちが集まってきて、夕日が沈むのをじーっと眺めている。 旅の途中とはいえ、ときにはなにもせず、ただぼーっと夕日を眺めているという時間もあっていいかもしれない。
古くからのデートスポットという事もあり、おしゃれなレストランやファッション関係のお店も多く並んでいて、地元の人が多く集まってくる。 真っ直ぐな水平線に沈む夕日を眺めながら食事をしていると、たしかにムーディな雰囲気になってくる。
アメリカンビレッジは北谷町美浜地区にあり、返還された米軍基地跡に作られたリゾートエリア。 沖縄の中でも最も急速に発展した商業地のひとつで、1999年度の自治省(現総務省)「活力のあるまちづくり」で大臣表彰を受けている。 観覧車やシネマコンプレックス、飲食店、ブティック、ショッピングモールなどの商業施設が建ち並び、夜はイルミネーションが美しく街を彩っている。
アメリカンデポはアメリカンライフスタイルをテーマにした地区で、衣料品から生活雑貨、ステーショナリーまで、アメリカ直輸入の商品を扱う店がずらりと並んでいる。 飲食店も多く、アメリカ系やヨーロッパ系など、ユニークなグルメが楽しめる。
アメリカンビレッジの西側には2010年にデポアイランドという新しいエリアも誕生した。 ファッション、グルメ、ギャラリーなど、個性的な店がたくさん並び、若者を中心に人気を博している。 版画で有名なアーティスト名嘉睦稔さんの美術館もある。
国道58号線の北谷町謝刈交差点から沖縄市方面に向かって、坂を上がるように曲がりくねった道を走っていくと、ヘアピンカーブの脇にある小さな公園。 ここからは北谷町美浜地区の美しい夜景を眺める事ができる。 それほど高いわけではなく、また低いわけでもなく、北谷の街を見下ろすにはちょうど良い高さだろう。 左手の遠くの方には浦添の街明かりも眺めることができる。
設置されたのは2003年4月で、地域住民のための生活環境整備事業として作られた。 当初利用するのは地元住民だけで、観光スポットとしては全く無名だったが、近年夜景がきれいという話が口コミで伝わり、今では人気の観光スポットになった。
駐車できる台数がそれほど多くない事と、地元の人も良く訪れる夜景スポットなので車が停められない事もあるため、時間があれば少し早めに着きたい。 傾斜地に作られた公園で階段もあるので、暗くなって歩き回るときは足元に要注意。
北中城村の高台、ホテルコスタビスタの向かいにある店で、本格ナポリピッツァが気軽に楽しめる。 「絶景ロケーション・カフェバール・グランブルー」というキャッチコピー通り、庭から見える夜景はすばらしく、ウェディングにも使われるほど。 この景色を堪能しながらの食事は、いつまでも思い出に残るだろう。 ドライブの途中でも気軽に立ち寄れるのがいい。
この一帯はおしゃれな外人住宅が多く、カリフォルニアあたりの高級住宅街みたいで、昼間通っても雰囲気が楽しめる。 グランブルーも外人住宅を改装した店で、リッチな気分にさせてくれるのがいい。 夜に限らず、昼間もロケーションはすばらしい。
ピッツァ1枚からでも注文できる気楽さがウリ。 オリジナルの薪釜で一枚一枚ていねいに焼く自慢のピッツァを、夜景を楽しみながらお召し上がりいただきたい。 ノンアルコール飲料もあるのでドライブの途中でも安心して寄れる。
嘉手納基地の出入り口と直結しているため、アメリカ人でにぎわうストリート。 昼間は比較的人通りが少ないのだが、ウィークエンドの夜ともなるとライブハウスやクラブをはしごしてまわるアメリカ人でいっぱいになる。 さすがにその時は「ここは日本か?」と思ってしまうほど。 個性的なライブハウスが多いので、色々なお店をまわってコザロックを堪能してはどうだろう。
昼の顔と夜の顔がこれほど違う通りも珍しいのではないかと思われる。 夜はライブハウスとクラブに出入りするアメリカ人で溢れるが、それもウィークエンドだけで、平日は閑散としている。 ライブハウスも平日は休みの所が多いので調べてから行きたい。
通りの端、胡屋十字路の角には「ミュージックタウン音市場」があり、3F音広場ホールでは定期的にライブコンサートをやっている。 ここのコンサートを楽しんだ後に、ゲート通りでコザロックに浸るという音楽ざんまいもおすすめ。
「中央パークアベニュー」は昔「センター通り」と呼ばれていた米兵相手の歓楽街で、にぎやかな時代には人混みで通りの先が全く見えなかったという。 1980年代には日本人相手のショッピングストリートへと変貌し、米兵の姿は少なくなっている。 ただ夜は昔の名残りで、いくつかのライブハウスやアメリカ人相手のバーが営業を続けており、往時をしのびながら通りを散策してみたい。
通りは原則として駐車禁止。 裏通りにいくつか有料のパーキングがあるので、そこに車を停め、歩いて中央パークアベニューを楽しんでいただきたい。 ぶらぶらとウインドウショッピングをするもよし、アメリカ人の多いライブハウスに飛び込んでみるのもよし。
中央パークアベニューからアーケード商店街「一番街」へ通じるパルミラ通り。 個性的なバーや、飲食店が並ぶ活気ある通りだ。 道に敷かれたレンガと植えられた木がおしゃれな雰囲気を醸し出す。 手前左は、「サイドウェイ」というお店で週末にはライブが聴ける。
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那覇から本島南部を横断するコース。 自然の神秘を感じるガンガラーの谷から、新原ビーチへ。 地平線を眺めながら「食堂かりか」で珍しいネパール料理を食べる。 絶景スポット「ニライカナイ橋」からの眺望を楽しんだ後は、「cafe 森のテラス」でひと休み。 そして、大パノラマが待つ「知念岬公園」へ。
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