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県内最大級の琉球ガラスショップ「琉球ガラス村」、工房体験もお気軽に

南部ドライブには欠かせないスポット!

沖縄県南部、糸満市の、うーじ(さとうきび)畑にかこまれた長閑な風景のなかに琉球ガラス村はある。琉球ガラス村は県内最大級のガラスショップやガラス工房を中心に、職人たちの作品を集めたガラスギャラリー、アウトレットショップ、レストランなどからなる施設。空港那覇市内からほど近く、ショッピングや体験、食事など見所の多い人気の観光スポットだ。南部エリアのドライブを楽しむ際には立ち寄りスポットとして、ぜひおすすめしたい。

「琉球ガラス村」の外観

建物全体にガラスタイルがちりばめられた琉球ガラス村 本館の外観。(写真/黒田史夫)

 
 琉球ガラス村へのアクセスは那覇市中心部、沖縄県庁周辺からだと国道58号(途中、明治橋から国道331号と名称が変わる)を南下して約16キロ、時間にして30分程度の距離だ。那覇空港からだと国道331号へ出て糸満方面へ向かって南下するだけ。途中、豊見城市の瀬長交差点を右折してバイパスに入ると糸満市内の混雑を迂回できて便利。道中には「アウトレットモールあしびなー」や日本最南端の道の駅「道の駅いとまん」が、また琉球ガラス村周辺には「ひめゆりの塔」や「平和祈念公園」、本島最南部の「喜屋武岬」などの観光スポットが集中し、那覇市内から短時間で周れる魅力的なドライブコースとなっている。

▼那覇空港から「琉球ガラス村」への行き方

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人気おみやげ品ベスト3は・・・


 そもそも、戦後米軍施設から大量に廃棄されるコーラなどの空瓶を活用して作られ始めたという歴史を持つ琉球ガラス。当初は米軍属向けのアメリカ人好みなデザインが主流だったが、時代と共に品質、デザインともに向上し、いまでは沖縄を代表する工芸品に成長した。観光客のおみやげとしてだけではなく、県内でも贈答品やインテリア、日用品として幅広い人気がある。琉球ガラス村では、琉球ガラスの品質およびデザインの改良を1983年の設立以降、継続して続けてきた。

 琉球ガラス村の施設内でひときわ目を引くのが、マンタの親子をイメージした建物全体をガラスのタイルや欠片で埋め尽くした本館。2001年の同時多発テロの影響で観光客が激減した際、従業員総出で1年がかりで建物にガラスタイルを貼り付けたという。本館1階がショッピングセンター、2階がレストランになっている。

人気No.1の群星グラスを手にする柳岡さん

人気No.1の群星グラスを手にするショップ店員の柳岡さん。(写真/黒田史夫)



 広々としたショップ内に並ぶカラフルな琉球ガラスの数々は県内屈指の品揃え。琉球ガラス以外にも沖縄の民芸品やお菓子、泡盛などが陳列され、どれを買おうか迷ってしまうほど。商品選びのポイントとして、ショップ店員の柳岡範子さんに人気おみやげ品ベスト3を紹介してもらった。まず、第3位はカラフルな琉球ガラスの「オリジナルランプ(7140円~)」。全て職人のハンドメイドによる1点ものなのでデザインやサイズ、色はさまざま。吊り下げ型と置き型の2種類がある。続いて第2位は「ジンベエくん(4725円)」。沖縄をイメージするジンベエザメをかたどった吹きガラスの置物だ。サイズは各種あり、小さなものはペーパーウェイトなどにも使えると人気。そして第1位は「群星(むるぶし)グラス(2730円)」。蓄光体という緑のつぶつぶを埋め込んだグラスで、太陽や蛍光灯の光を吸収し、暗闇のなかで一定時間光を放つ。とてもロマンチックで美しいグラスだ。

小学生から体験できるガラス工房、料金は1500円


 本館に隣接して県内最大規模のガラス工房がある。1300℃の溶解炉を中心に据えたガラス工房の中は、夏場になると一番涼しい場所でも40℃を超える。その熱気のなかで30名の職人さんたちが日々黙々と働いている。一見わかりづらいが、職人さんたちは4人で1班となって作業をしている。例えばグラス作りの大まかな作業の流れは、まず溶解炉の中に「吹き竿」を差し込んで真赤に熱せられたガラスのタネを巻き取る。そして「にくどり」と呼ばれる工程で柔らかいガラスを丸くまとめて、「宙吹き」して大きく膨らませていく。

 その後、金型にはめて息を吹き込みながらグラスの形を作っていく。「拭き竿」を「ポンテ竿」と呼ばれる竿に付け替えたら、洋バシを使って飲み口になる部分を広げ、全体的に形を整える。成形が終わった段階で約800℃あるガラスを600℃の徐冷窯の中で一晩かけてゆっくりと冷ましていく。ちなみに、ガラスを吹けるようになるまでに2~3年、一人前の職人になるまで10年かかるという。琉球ガラス村グループには沖縄県から「沖縄県工芸士」の認定を受けた職人が11名いる。彼らのプロフィールやインタビューがHPに掲載されているので興味のある人はチェックしてみよう(プロフィール/インタビューページはこちら)。

ガラス工房で働く「沖縄県工芸士 大城啓一」さん

ガラス工房で働く「沖縄県工芸士 大城啓一」さん。(写真/黒田史夫)



 工房は吹き抜けになっているため、外からなら見学や撮影は随時可能だ。溶鉱炉で真赤に溶けたガラスや、汗を流しながら作業に没頭する職人さんたちの姿に、思わず身が引き締まることだろう。ここでは見学だけではなく、各種ガラス作りを体験することもできる。おすすめはオリジナルグラス作り(要予約)。体験者は職人さんの指導のもとで工房内に入って作業をおこなうので、小学生から安全に参加できる。体験できるのは鉄のパイプに息を吹き込む「型吹き」とガラスを回転させながら成形する「飲み口の仕上げ作業」の工程。

 ガラスが冷えて固まらないうちに手早く作業しなければならないので体験時間も5分ほどと短めだが、灼熱の工房内で溶けたガラスを取り扱う緊張感と、自分だけのオリジナルグラスを手にしたときの喜びは格別だ。料金は個人1500円、団体(修学旅行)の場合は1300円となっている(送料別、グラスは後日発送)。他にも、アクセサリー作り、フォトフレーム作り、トンボ玉作り、お皿作りなど、多数の体験教室が用意されている。

【メモ】
<琉球ガラス村> 
住所=糸満市福地169
電話=098-997-4784
営業=9時~18時/年中無休
HP=http://www.ryukyu-glass.co.jp

2013年09月30日(月) 【投稿者】黒田 史夫

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