古からの史跡、高台からの絶景、神聖なパワースポットなど見所多い南部

古き良き沖縄の原風景が色濃く残る

知念岬公園から望む雄大な太平洋のパノラマビュー

那覇空港から近いドライブルートと言えば、本島南部。

 西は那覇市、豊見城市から本島最南端の糸満市を経由して、東は八重瀬町、南城市を経て、与那原町へと続く国道331号は、本島南部をほぼ海沿いに取り巻く周回道路。中部や西海岸などとは全く異なり、(空港近隣を除けば)大きな街も無ければリゾート感も薄い、古き良き沖縄の原風景が色濃く残ったエリアと言えよう。

 南部ドライブを楽しむには、レンタカーにも気を配りたい。空港に到着して25分で出発できる特別サービス「ファースト25」や、車種をあらかじめ指定できるオリジナルプランがおすすめだ。

 南部ドライブの特徴としては、素朴なさとうきび畑があちこちに広がり、ひめゆりの塔平和祈念公園糸満市)など沖縄戦に関する施設、世界遺産となった聖地・斎場御嶽南城市)や城跡(南城市の「知念城趾」など)が点在する。また、東海岸、知念半島の高台からは雄大なオーシャンビューも楽しめ、そのロケーションを活かしたいくつかの絶景カフェも人気を集めている。さらにテーマパーク「おきなわワールド」(南城市)やゴルフ場もある。

また、海岸沿いには「豊崎美らSUNビーチ」(豊見城市)、「あざまサンサンビーチ」や「新原ビーチ」(南城市)などがある。

 景観としては、空港周辺の西海岸から那覇市の西方約40キロの東シナ海に浮かぶ慶良間諸島が見渡せる。国道331号から少し入ったところにある本島最南端の「喜屋武岬」にも立ち寄りたい。東海岸に出ると起伏が大きくなり山道の上り下りが続く。橋で渡れる周囲1.7キロ程の「奥武島」は、車で一周5分かからないので時間があれば立ち寄ろう。ドライブコースの最大の見所である知念半島では、「知念岬公園」と国道331号から少し入ったところに位置する「ニライ橋・カナイ橋」の景観は見事。ここから“神の島”久高島を望めれば、南部ドライブは完璧だ。

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